本染めは注染とも言われます。文字通り、染料を「注いで染め」ます。
何十枚かの手ぬぐいを重ね、その上から染料を注ぎ、手ぬぐいに染み込ませます。
同じ工程を裏側からも行い、文字通り「染め」ます。
プリントのパキッとした仕上がりに対し、エッジが柔らかく、温かみのある自然な印象の仕上がりとなります。
若干の染めムラが、手作り品の魅力を感じさせます。
元来日本人の価値観である、はんなりと柔らかい気質は、注染手ぬぐいの色味に具現化されていると、手の物語では考えています。
この、裏表のない注染の日本手ぬぐいを、工務店の心として、建築現場の近所へのご挨拶に利用されてはいかがでしょうか。
社名がプリントされているタオルでは、目立たないところで使うしかありませんが、この手ぬぐいが贈られれば、印象も大きく変わり、差別化にもなるというものです。
染料を注ぐバランスで、にじみ具合が変わる。まさに職人技。
干し場で自然乾燥される日本手ぬぐい。