Jパネルとは、挽き板を巾ハギしてつくられた単板を、木の繊維が直交するように重ねて接着した3層構造の面材です。
その特徴は、 ・化粧材であると同時に構造材にもなる。 ・特殊な乾燥方法により含水率を下げることに成功。寸法変化も少ない。 ・木材なので、蓄熱性能・調湿性能を有する。 ・防火性能を持つ。 ・無垢の挽き板を3層重ねただけなので、接着剤の使用量が少ない。 ・表面は無垢のような表情、小口はクロスした積層面により個性的な表情を持つ。 ・天然木材に近いので人にやさしく、加工が容易。
構造材として使うこともでき、 床・階段・壁・天井などにあらわしで使うことで、木の質感を主張する化粧材にもなります。 ドア・引き戸・間仕切りなどの建具にも最適ですし、 棚・テーブル・イスなど、家具の材料にもなります。 とても使い勝手の良い材料として、広く浸透しつつあります。
Jパネルは36ミリ厚のものが主流ですが、手の物語が扱うものは30ミリ厚のJパネルです。 6mm薄くなることによって、何が変わるのでしょうか。
36ミリのJパネルの長所を引き継ぎつつ、 ・軽量である。 持ち運び、取り回しに圧倒的に有利であり、施工難度にも影響します。 家具や建具などへの利用も、より容易になりました。 ・価格が下がる。 使っている木が少ないので、材料費は下がります。 加工難度は上がりますが、価格的には安くなる傾向があります。
36ミリに比べ、強度が心配だという声もありますが、使い方によっては同等、それ以上の強度を発揮する場合もあります。 当然36ミリ板よりより薄いわけなので、水平構面に利用する場合など、マニュアルの施工方法をご確認の上、ご利用ください。 水平構面の耐力は、次のとおりです。
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2021.10.12
2021.09.16
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手の物語