お客様の声〜飯田市・H夫妻2〜

今回は、以前お伺いした長野県飯田市在住のHさんのお宅を再度取材。
設計者である新井建築工房+設計同人NEXTの新井優さんを交え、お話を伺ってきました。
前回の取材は冬が始まった12月中旬。それから寒さもピークとなる1月〜2月の「びおsolar」を取材したい。そんな思いでお施主様であるHさんを訪ねました。
長野県飯田市は、日照は良いものの氷点下の朝が続いています。当日の朝は-3℃。風も少し強く、外は日が出てもずいぶん冷えてます。
設計者の新井優さん(以下:新井さん)は、以前より空気集熱式ソーラーを積極的に使用さており、経験値は並々ならないものがあります。その新井さんの琴線に触れた「びおsolar」は、心地よさだけでなく、薪ストーブという個性の高いツールにも絶妙にマッチするものでした。薪ストーブのユーザーでもあるHご夫妻に、「びおsolar」がある冬の生活をシンプルに聞いてみました。

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前の家との違い。真冬でも丁度よい目覚め。

手の物語スタッフ: 飯田市は寒い日が続いていますね。特に朝は室温も下がっている頃だと思いますが、寒さを感じることはありますか?

奥様: 今の時期でも、朝の室温は暖房を入れなくても大体14℃ほどですね。(寒さに)抵抗なく起きれるくらい。

手の物語スタッフ: 前の家はどうでしたか?

奥様: 前の家は寒かったです! 同じ朝でも息が白くなるくらい…。冬は寒くて、夏は暑かった。

ご主人: 当時はアパートの一階に住んでたんですけど、今思えば、あそこはちゃんと断熱されてなかったんだろうなあ、と。

新井さん: うん。飯田市は4地域で、UA値の基準が0.75(W/㎡K)。この家のUA値は0.48(W/㎡K)だったので、数字的にもなかなかの結果になりました。

奥様: 寝る時にも違いを感じましたね。以前は寝床をかなり厚くして電気毛布を敷いていたのに寒かった…。今は布団一枚だけでも全然寝られるんです。凄いことですよね。息も白くならないし…。薪ストーブの熱もさすがに寝室までは届かないから、この暖かさは「びおsolar」の効果なのかなと思います。

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床下蓄熱で室内温度をマネジメント。新井さんの「肌感覚の生活提案」。

手の物語スタッフ: 「びおsolar」を入れることになったきっかけを教えてください。

新井さん: 打合せで空気集熱式ソーラーの話を出したんですが、薪ストーブとの組み合わせを考えると、コスト的に「びおsolar」がちょうど良かったんですよ。

ご主人: 打合せ前から『冬の暖房は薪ストーブが良いよね』という思いがありました。夏はエアコンに頼る時があるとしても、季節の中間をうまくマネジメントしてくれるものが欲しい…。空気集熱式ソーラーならその役目を果たしてくれるのでは、という話を新井さんとしていました。

手の物語スタッフ: 「びおsolar」には太陽熱を床下蓄熱することで、朝と夜の極端な温度差を緩和する効果がありますからね。

新井さん: 夜になれば外気温も落ちてくる。それを肌で感じるようになったら暖房すれば良い…。室内環境の数字を視認したり自動制御できる設備も確かに便利だけれど、住む人にとっての一番のセンサーって各々の肌感覚なんですよ。薪ストーブを焚くひと手間を面倒くさがる人もいますが、自分としては住まい手自身の感覚や気づきの部分を大切にした方が、生活にメリハリを感じるんじゃないのかなあ、って…。

「びおsolar」で薪ストーブを活かす。双方の意外な相性。

手の物語スタッフ: Hさんは薪ストーブのユーザーでもありますが、この真冬に実際どのくらい使われていますか? 一日の生活サイクルを教えてください。

ご主人: 起床はいつも6時半くらい。7時45分ごろに勤めに出ますが、朝に暖房することはほとんどありません。薪ストーブを焚くのは晩ご飯を食べ終えてからだから、大体19時半くらいからですね。

奥様: 家の温度計はいつも気にしてますけど、18時頃に帰ってから見ると家の中は大体20℃くらいです。

新井さん: 「びおsolar」だけで?

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奥様: そうです。床や北側の洗面室も冷えた感じはしないですね。

新井さん: お休みの日はどうしてますか?

奥様: 朝に一度薪ストーブに火を入れて、22時くらいに熾火にしますね。あとは深夜まで起きていて「寒くなったな」と思ったらまた火を点けます。

手の物語スタッフ: 冬になってから今まで、使った薪の量はどのくらいですか?

奥様: ウチは業者さんから買っていて、頼めば軽トラ一杯分の薪を持ってきてくれます。先日頼んだ分で2回目ですね。

手の物語スタッフ: 軽トラ一杯なら300kgくらいの薪ですね。メイン暖房が薪ストーブのみだと地域によっては1シーズンに3tくらいの薪を使うというので、現時点のペースでいえば少ない方ですね。

新井さん: エアコンは使ったりする?

ご主人: 先日、外気が-5℃の時があったんですが、その日は薪が切れてたんですよ(笑)。その時くらいだったかな? でも暖房を入れる前でも室温は10℃を切ってなかったですね。

新井さん: 「びおsolar」には室温の底上げ効果があるんですよ。薪ストーブだけで室内全体を暖めるにはかなりの薪が要ります。そう考えると暖房が薪ストーブだけ、というのは正直、少しキツいと思う。長野県はせっかく日射が多い場所なんだから、その環境は活かしたいですね。

ご主人: そう。雨や曇りが続くと薪ストーブの暖まり方にも差はありますね。やはりベースとして「びおsolar」があるというのは、良いと感じています。

太陽熱と火で満ちる充足感。快適性のクオリティ。

手の物語スタッフ: 一般的には薪ストーブを新築物件に導入する場合、火を扱う、灰が出るという理由で最初は奥様が眉を潜めるという話をよく聞きます。Hさんたちはどうですか?

奥様: 楽しいです!主人と取り合いで火をつけてます(笑)。

ご主人: 今日はキミが火をつけても良いよ!とか(笑)。

奥様: 『私の方が上手ぅ♪』とか。(一同笑い)。二人とも火に憧れがありましたね。アウトドアとか全然しなくて、家にいて本とか読んでる方が好きなんですけど。

手の物語スタッフ: 乾燥対策はされていますか?

ご主人: 加湿器と薪ストーブでお湯を沸かして専用のファンで風を送ってます。これですね(写真参照)。ただ一番なのは、洗濯物を室内で干すことですね。すごく効果がわかります。

新井さん: 家の中、煙だらけになる時ってありました?

ご主人: 一回なりました(笑)。でもその反省を踏まえて、やっぱり焚きつけは細い薪からだよねとか…。まあ、今まで薪ストーブを使ったことはなかったんですけど、元々やってみたいという気持ちが強かったんです。そういう生活をしたいよねって。

奥様: 火を直に眺めていたい、という気持ちはありましたね。

新井さん: 住空間では薪ストーブのように輻射熱で暖めてくれる機器があると、生活のクオリティも全然違ってきますね。『それならエアコンだけでいいじゃん? 』という人もいますが『いや、そこは違う』と(笑)。太陽や火の自然な暖かさを室内で感じるというのは、言葉だけで表せるものではないと思います。春や秋の時期って外は日照で暖かいのに、家の中は寒々としていることってありますよね。「びおsolar」のようなツールがあると、そうした差が感じられなくなりますね。

住まい手との家造り。新井さんの応え方。

手の物語スタッフ: 最後に、弊社が提携している町の工務店ネットでは、各工務店が持つ〈定番〉に注目しています。家の造形や営業スタイルであるとか…。新井さんが心掛けていることなどはありますか?

新井さん: ウチの場合は打ち合わせにとにかく時間をかけます。Hさんの場合は…。

ご主人: 半年くらいですかね。最初の図面をもらってからは家のことばかり考えてましたね。仕事場で昼ご飯を食べている時とかも、あることにふと思い立って「んんっ!? 」と疑問を深めて更に考えたり、新井さんと話をしたりして納得していく。

手の物語スタッフ: 当然といえば当然なんですが、やはり真剣になってしまう?

ご主人: はい。ほぼ一生住むということは、これからの人生のうち三分の二の時間を自宅で過ごすということですから。自動車を乗り換えるのとはワケが違いますね…。

奥様: 私達、『少しでイイから質の良いものに囲まれて暮らしたい』っていう気持ちがあるんですよ。それは大きい家だとか、複雑なもの、という事ではなくて、シンプルでオーソドックスな家で良いと…。新井さんには応えてもらったと思ってます。この前、旅行でそれなりのホテルに泊まったんですけど、水回りとか見ても、やっぱりクオリティが違うんですよね。『ウチの方が良い。早く帰りたいね』と、二人で思ってしまいました(笑)。

新井さん: 家づくりを進める上でトータルな生活の質をどう提案するか。コレが一番難しいと思っています。私自身にはまだ〈定番〉という概念はないんですが、地域と気候を考えつつ、「びおsolar」のような建築の仕組みでの力を借りながら、快適に暮らすということを突き詰められた時に、これが自分の〈定番〉だと言っても良いのかなあ、と思ってます。

今回の「びおsolar」を導入した『お客様の声』は、いかがでしたでしょうか?
「びおsolar」による室温の底上げが、薪ストーブの燃焼効果にも繋がるお話は、私達にとっても嬉しい限りでした。
インタビューに立ち会って印象的だったのは、新井さんとHさんご夫妻の仲がとても良かったこと。そしてご夫妻が今のお家をとても気に入り、好きになっているということ。
新井さんのお話には朗らかながらも「良質な生活の提供」を目的とした太い情熱があり、お施主様の充実した生活と満足に結び付いているのだと感じました。
厳しい寒さにおいて「びおsolar」が機能し、お施主様の「丁度よい生活」の一助になっていること、私達、手の物語スタッフもうれしく思います。

◆DATA
■物件名:南信州の平屋
■所在地:長野県飯田市 
■家族構成:夫婦二人
■構造:木造平屋建て 
■敷地面積:296,84㎡
■延床面積:93,58㎡(住宅部分) 
■竣工年月日:2018年4月
■設計:新井建築工房+設計同人NEXT
■施工:大蔵建設株式会社
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空気集熱式ソーラー『びおソーラー』の開発・普及・販売を行っています。
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