◆もっと知りたい「びおソーラー」◆03

「中間期」が短くなりました。

最近、春や秋の「中間期」が短くなったと言われます。桜が咲く頃も余寒が続き、残暑の秋は10月になっても続いて、秋が短くなり、急に冬がやって来ます。
春や秋は、一年で最もいい季節です。この「中間期」を、どうしたらもっと延ばせるのか。

省エネ技術の多くは、過酷な冬と夏の「極」を取り上げ、効果のほどを競い合いがちです。けれども、本当に大事なのは、過不足のない(ホドのよい)温熱感を持つ「中間期」を、過酷な冬や夏の季節に持続させることではないでしょうか。
冬にTシャツで過ごしたり、夏にセーターを着込むのがオシャレでないはず。季節に合った衣服でいれば居心地よく過ごせる温熱感が一番いいと思いませんか。

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季節の先取り効果

びおソーラーは、季節の変化をいち早く感知し、季節の先取り効果を持っています。
春の訪れは遅々としています。立春(2月4日頃)とは名ばかりで、外気は真冬です。春の目安は平均気温が10℃と言われます。九州南部でも3月下旬まで待たなければなりません。
彼岸日は、太陽の南中高度により、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。しかし、梅の名所、熱海梅園の開園は1月7日であり、この頃から南中高度は日を追うごとに昇り続けます。それを表す言葉が季語になっている「春障子」です。

春障子は、雪見障子のように障子の造りを指す言葉ではありません。春になると太陽の光がつよくなり、障子の色があかるさを増すことを言います。
この南中高度の上昇を、びおソーラーはいち早くキャッチし、床下に暖気を送り、春の到来を呼び込みます。文字どおり「立春」を告げ、お彼岸の頃、まだ外気は寒いけど、室内は春の陽気です。

余寒が続く間は冬モードにし、暑いと感じたら窓を開けてください。そして、もっと暑くなったと感じるようになったら夏モードに切り替えます。床下に夜間放射冷却の空気が入り、梅雨時期のカビの発生を抑えながら、床下コンクリートを徐々に蓄冷して行きます。

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春分・秋分(東京〈緯度=35.6度〉)
計算式「90-35.6=54.4」 札幌では約46.5度。 沖縄那覇は約63.5度。
いわゆるお彼岸、春分と秋分は、太陽高度が同じになります。冬至では地軸分をマイナスし、夏至ではプラスしていますが、春分・秋分はその中間にあたるため、地軸のずれを考慮せずに太陽高度が計算できます。真東から日が出て、真西に日が沈み、昼と夜の長さがほぼ等しく、春分からは徐々に日が長く、秋分からは短くなっていきます。

秋の訪れを告げる白露

二十四節季の白露(9月8日頃)になると、日中は猛暑が続いていても、夜になると天空放射が効いて、草花に朝露がつきます。びおソーラーは、この天空の変化をキャッチして床下に冷気を送り込みます。
最初は朝のうちだけですが、秋のお彼岸をむかえる頃になると、涼しく過ごせる時間が長くなります。
「中間期」が短くなったと感じるのは、10月の声を聞いても残暑が続くからです。
オフィスでは、エアコンが回り続け、やっと秋になるのは晩秋をむかえた頃という感じ。春も、秋も天空からやってきます。
びおソーラーは、この天空の変化を先取りし、「中間期」の幅を大きく広げてくれます。

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晩秋から冬へ

秋が深くなって日中に寒さを感じるようになったら冬モードに転換し、冬本番に備えて、床下の土間コンクリートを温めます。
晩秋と早春のびおソーラーは、暑いくらいです。そんな日は窓を開けて新鮮な外気を入れます。床下からの放射熱によって、室内の周壁変化が上がっていますので、窓を開けても、大きな影響はありません。

問題は、12・1・2月と、7・8月です。冬と夏の過酷な時期に向けては、冬・夏のモードに切り換えて、早めに床下コンクリートの蓄熱・蓄冷を準備するのですが、「中間期」の温熱環境を保つには、断熱・気密が重要です。過酷な外気に建物が晒されても、熱の逃げが小さく抑えられていれば、太陽の力だけで相当までやれます。
びおソーラーは、床下蓄熱・蓄冷による温熱環境を底上げする効果が高く、高断熱・高気密の技術と合わせて大きな威力を発揮します。
断熱をいくら高めても、それ自体は熱源を持っていません。びおソーラーは、薄く広く注いでいる太陽熱を屋根で集熱するシステムですが、熱が漏れる分、効果が小さくなるので、閉じる技術と開くデザインとのアンビバレンス(両面性)が、極めて重要なのです。

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季節を感じる家へ

昔の家では年に2回、住まいの衣替えが行われました。日差しを遮るため簾を掛け替えたり、軒の出に風鈴をつけたりしました。それは季節と生活の句読点になりました。
びおソーラーのモードの切り換えは、その現代版と考えて下さい。

人は自然と応答することで、自らをリフレッシュできます。
アクティブな環境下では、人はパッシブ(受動的)になり、パッシブな家では人はアクティブ(積極的)になります。というより、ならざるを得なくなります。
このロジックの面白さが分かると、パッシブな住まいが、俄然うれしくなりますから…。

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湿度と気流が室内気候を考える場合、一つのポイント。例えば気温の高い夏でも、湿度が低ければあまり暑さを感じません。
体感温度の計算式は、

体感温度
T-1/2.3×(T-10)×(0.8-H/100)
T=気温 H=相対湿度

この式によって、人間は気温が10℃以上の場合は湿度が上がれば上がるほど暑く感じ、10℃以下の場合は湿度が上がれば上がるほど寒く感じることが分かります。
(宿谷昌則『エクセルギーと環境の理論』北斗出版より)

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